TOEIC公式問題集をやるべきか悩んでる初心者へのアドバイス

初心者にありがちな悩み:

「英語が苦手だけどTOEICの点数は上げたい」
「参考書は色々あるけど、公式問題集ってどんな感じなの?」
「自分に出来るだろうか?」
「やれば点数アップするの?」
「やっても効果が無かったらお金の無駄にならないか?」

英語学習を始めたばかりの初心者にとって、教材選びは悩ましい問題です。
私も何がベストか分からず、とにかくいろんな参考書に手を出しました。
その中でも、国際ビジネスコミュニケーション協会が出版している公式問題集は素晴らしいと思います。
初心者でありながら公式問題集の評判を自分でキャッチし検討しているだけでも優秀です。

私は公式問題集を何冊か購入し、それらを繰り返し解き、分析してきました。
この記事は、購入すべきかどうか判断材料が欲しい人のために、情報提供のつもりで書きました。

TOEIC公式問題集について:

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

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私は、公式問題集No.5以外に、No.4とNo.3も持っています。
各問題集には、TOEICテスト2回分の合計400問(テスト1+テスト2)が収録されています。
TOEICの過去問は日本では販売されてないので、TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会が、本番の形式と同じ問題を作成・提供しているのです。
とりあえず公式問題集No.5(2019年6月発売)のテスト1について、内容を紹介します。

パート1:

写真を見て、それを正しく描写した答えを選ぶ問題が6問。
リスニングが得意な人でも「エッ!?」と迷う問題が1問混じっていることが多いですね。
聞き慣れない表現だと戸惑ってしまうのも無理はありません。

Some armchairs are unoccupied.(いくつかの肘掛椅子が空いている)

私は、この表現がスムーズに意味変換できませんでした。
TOEICはパート1から気が抜けません。

パート2:

応答問題が25問。
まず、問いかけの英文をしっかり聞き取った上で、意味を正確に理解できる必要があります。
その上で、問いかけに対する正しい応答を選ぶのです。
応答3つのうち2つは頓珍漢な回答で、残り一つが正解。
遠回しの応答をするパターンがあるので、結構厄介です。
例えば・・

「買い物は昼に行きたい?それとも夜がいいかな?」→「私は夜のシフトなんだよ」

「だから、買い物は時間の空いてる昼がいいな」と言いたいんでしょうが、ストレートな回答ではないので分かりにくいですね。

私は、否定疑問文と人の名前が合わさると、素直に頭に入ってきません。
例えば・・

「Why isn’t Abigail volunteering for the music festival this year?」
(アビゲールは、なぜ今年は音楽祭のボランティアをしないのですか?)

自分が、どんな英語表現に慣れてないか確認するのに役立ちます。

パート3:

2~3人による会話を聞き取り、その内容に関する3個の質問に答える形式。
合計13セット。
かなり長く感じます。
集中力を持続させるのが大変。
私には設問を先に読む余裕がありません。
まあ、先に設問を読まなくても、会話がしっかり聞き取れていれば回答するのは簡単です。
部分的に聞き取れないケースでは、消去法で回答選択せざるを得ません。

海外メディアのニュースや洋画に比べれば、はるかに聞き取り易い発音だし、ゆっくりしたしゃべりです。
内容的には、特定の政治・社会問題が取り上げられることはありません。
架空の一般的なお話なので、受験者の立場により不公平が生じないように配慮されています。

私が初めてTOEICを受験した約30年前とは、内容がかなり変っています。

ウェブサイトに広告や求人を掲載するとか、映画館の売店でタッチスクリーンのタブレットを使うとか・・
ウェブ上で会議室を予約したけど、ソフトウェアの不具合でダブルブッキングになってしまったとか・・
中国人顧客との取引が話題に上るのは、アメリカと中国の経済的結びつきを象徴していると思います。
TOEICの世界では社員同士の仲が良く、退職する人を送り出すパーティが計画されています。
社員たちが土曜日にビーチ清掃ボランティアをする話がありますが、参加者の管理を会社がしています。
アメリカではボランティアが盛んなので、自然とこういう話が作られるのでしょうか?
さらに、TOEICではブラック企業の話を聞いたことがありません。
栄養士のカウンセリングを社員が無料で受けられるなど、ホワイト企業が多い印象です。

パート4:

一人がしゃべった内容を聞き取り、その内容に関する3個の質問に答える形式。
合計10セット。

・有名シェフが売りのレストランの広告宣伝
・工場のコストダウン施策とその問題点を説明する留守電メッセージ
・応募書類から面接候補者を絞るための会議
・コンサート開始前に演奏者の紹介をする場面
・ビーチの環境保全を話題にするニュース番組
・庭の手入れ作業について、造園業者に見積もりを依頼する電話
・若者受けする会社ロゴをデザイナーに考案してもらうための会議
・フィットネスジムが入会者を増やすための広告
・キッチンのリフォームについて、進捗状況を報告する電話メッセージ
・データ処理に関するワークショップでの説明場面

内容はバラエティに富んでいます。
でも、多くの問題を解いていると、ある決まったパターンがあることに気付くはずです。
パターンに慣れれば理解の助けになりますし、問題を解くのも容易になります。

リスニング全体を通して、一番聞き取りにくいのはオーストラリア男性ですね。
早口で口先でボソボソしゃべる感じですから、慣れが必要です。
アメリカ人を基準にするとイギリス人は癖がありますが、聞き取りにくくはないです。

リスニング全体で合計45分。
かなりの長丁場です。
集中力が無くなったら途中で深呼吸するなど、意識的に息抜き時間を作る必要があると思います。

パート5:

文法問題が30問。
選択式の穴埋め問題です。
その型を知っているか、知識があるかですべてが決まります。
悩んでも時間の無駄です。
10分以内に終わらせることが重要ですが、それがなかなか難しい。
私でも10分を超えてしまうことがしばしばです。

パート6:

長文の穴埋め問題が4セット。
・期間限定の特別健康プランを紹介する広告
・購入したオーディオブックの交換返却方法について説明している文書
・発表されたばかりのクッキーを宣伝紹介する記事
・フィードバックをしてくれた顧客に対してお礼をする航空会社のメール

パート6は10分以内に終わらせましょう。
素早く文章を理解して正しい選択肢を選ぶには、型に慣れるのが一番。
TOEIC対策だけでなく、実際のビジネスでもそのまま使える表現ばかりです。
英語に不慣れな人が下手に自分で文章を考えるより、完成された表現集として利用するのが賢い判断だと思います。

パート7:

パート7の読解問題は、最低でも55分かけて解く必要があります。
かなりの分量なので、私はいつも最後までたどり着きません。
2回目か3回目の挑戦でようやく時間内に収まる感じです。
いかに英文を読み慣れていないか、インプットが足りないかを痛感させられます。

私が苦手にしているのは、3人以上でやり取りするオンラインチャット。
ラインの普及を意識した出題でしょうか?
場面や状況の把握に時間がかかったり、混乱したりすることがしばしば。
どうしても読み返してしまい時間がかかります。

パート7は、シングルパッセージ→ダブルパッセージ→トリプルパッセージの順番で進んでいきます。
最後の方になると、例えば、記事+メール+レビューを読んで、各々の関連も把握したうえで設問に答えねばなりません。
昔と違い、内容を正確に理解せずに小手先のテクだけで凌ぐことはできないと思って下さい。

パート6と同じく、パート7も時代背景を考慮した良問ばかり。
例えば・・
・試作品のサンプルをモニターとして使用し、そのレビューをフィードバックする。
・フリーランスや起業家のためのコワーキングスペース提供の話
・仕事の公募、応募、面接日程の調整
・・
たくさんあって書ききれませんが、どれも、ビジネスや日常生活でありそうな話ばかりです。
こういう問題をスラスラ解いて高得点を取れる人を企業が欲しがるのはもっともだと思いました。

TOEIC公式問題集の使い方と効果:

3冊の公式問題集を1回やるより、1冊を3回繰り返すことをオススメします。
私は何回も繰り返して、形式や傾向に慣れ、それがTOEIC本番時に大いに役立ちました。
フレーズや単語は公式問題集の中で覚えてしまったので、単語帳の類は必要ありませんでした。

パート1~4のリスニングは聴くだけでなく、自分で音読もしました。
音読をして自分のしゃべりを自分の耳で聞くことが大切です。
リスニングが大いに楽になります。

公式問題集で答え合わせをするとき、間違った個所はその原因をとことんまで突き止めました。
同じ間違いを繰り返さないためです。

リーディングは時間の枠を意識して解きました。
時間内に解き終わるには、平均して1分間に150語の早さで読み進める必要があります。
早く、そして丁寧に正確に読むには、かなりの熟練を要します。
正確さを損なわないという条件下で早さを追求するのが基本的な方針です。

今は安定的に900点超えするようになっていますが、公式問題集が一番即効性があると思います。

TOEIC公式問題集で独学するための条件:

公式問題集は、TOEICの点数アップを効率よく実現したい人にとって強力な武器となり得ます。
でも、独学で成果を上げるにはいくつかの条件を満たす必要があります。

・大学入試で不自由しない文法をマスターしていること。
・3000語程度の最低限の必須語彙を持っていること。
・公式問題集の具体的詳細な利用方法を自分で決められること。
・問題集をいつ、どのようなスケジュールで進めるか自分で決めて、実行できること。
・サポートしてくれる人がいなくても継続できる意志の強さを持っていること。
・自己流で非効率的な要素が出てきても許容すること。
・孤独な作業をする過程で、将来の明確な成果見通しがなくても挫折しないこと。

もしもアナタが、これだけの条件を満たしている人ならば、公式問題集による独学をオススメします。

独学以外の選択肢:

実際には、独学で粘り強く学習を継続し、アウトプットとして点数アップを達成できる人は少数派です。
私が会社内を観察した感覚では、十人に一人もいない感じですね。
やる前から出来ない理由を考えたり、書籍を購入しても積読で終わったり・・・
独学と言うのは思ったよりもハードルが高そうです。
私自身が成功したからと言って、他人様にも通用するとは思いません。
十人十色。
事情は人それぞれ。
問題提供だけでなく、取り組み方などのサポートを受けつつ、計画的に学習を勧めたければ、スマホアプリの方が確実かもしれません。
必要に応じて専門家に相談に乗ってもらうことも可能です。
挫折せず、モチベーションを維持する仕掛けも豊富。
基本的な語彙や文法に不安がある初心者にも対応できるよう、親切な講義をスマホ画面で見ることができます。
短期間で確実に成果を出したい人は、お金で時間を買うという発想も必要です。
目先の損得ではなく、長い目で見て自分にとって得な方法を選択してください。
参考リンク
↓↓
TOEICテスト対策

以上

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