目次
TOEICで500点取るまでにやったこと:
TOEICの勉強をしていると、点数の上がり易い時期があることに気づきます。
私の場合、TOEIC500点から700点までが一番短期間で、約半年でした。
全くの初心者から見れば500点でも結構ハードルが高かったりします。
私がTOEICで500点くらいを取れるようになるまで何をやってきたのか、以下に箇条書きします。
・中学高校の英語の授業を真面目に聞いた。
・大学受験用の英語を頑張った。
・大学以降の数年間、NHKのラジオ英会話を聞いた。
・CDのリスニング教材(イングリッシュアドベンチャー)に2年間取り組んだ(中級+上級)
これだけです。
英文法の復習は、NHKラジオ英会話やイングリッシュアドベンチャーのテキストでやりました。
語彙の増強も、この二つでかなり出来たと思います。
受験英語しか知らなかった私にとって、自然な英語表現はとても新鮮に感じられました。
まあ、TOEICの対策をまったくやっていなかったため、500点チョイしか行きませんでしたが、英語力の基盤はしっかりしていたと思います。
短期間でTOEICスコア爆上がりを狙っている人は、まずは基礎力強化に努めてください。
英語学習では、早がば回れを実践しましょう。
半年でTOEIC500点→700点にするためにやったこと:
TOEICを社内のIPテストで受けた結果、点数は500点強でした。
その後、本格的にTOEIC対策を始めました。
そして、約半年後に約700点に到達。
自分で言うのもなんですが、目覚ましい進歩だったと思います。
最終的にはTOEICで900点を超えて、さらには、実践で使える本物の英語力も付けたかったので、あれこれ色々と手を出しました。
以下に、実際に使用した教材を紹介します。
1)TOEIC公式問題集:
これは定番ですね。
(財団法人)国際ビジネスコミュニケーション協会が出版しているやつです。
2冊購入し、3回くらい繰り返しました。
テキストを見ながらの音読は1回、リーディングパートの書き写しは1冊分だけ1回やりました。
TOEICの問題形式や出題傾向に慣れるのに役立ちました。
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TOEIC用の単語帳は使いませんでした。
公式問題集の内容を覚えることで単語帳代わりにしていた感じです。
2)ジャパンタイムズの週刊版:
いずれは英字新聞をスラスラ読めるようになりたかったので、とりあえず、ジャパンタイムズの週刊版を申し込みました。
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日刊だと分量が多すぎて挫折していたでしょうが、1週間に一度だけなら何とかなると思ったのです。
英字新聞を初めて読むときに困るのが、知らない単語がたくさん出てきて文章の意味が理解できないということです。
いちいち辞書で調べていたのでは学習効率が落ちてしまうし、面倒くさい。
このジャパンタイムズ週刊版は、日本語の注釈や訳が付いているので助かりました。
英語学習をサポートする記事も多く、TOEIC対策の文法問題も載っていました。
英字新聞自体が初めてで、読むのに時間はかかりましたが、すべての記事に目を通しました。
語学習得で大切なのは継続することです。
3)英英辞典:
TOEIC満点講師の人が「英語で上級者を目指すなら英英辞典を使うようにした方がいい」というアドバイスを書いていたので、その人のおすすめのものを購入しました。
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これは第10版ですが、私が実際に購入したのは第8版です。
英和辞典は一切使わないことに決めて、この英英辞典だけに絞りました。
英字新聞その他で知らない単語に遭遇したら、片っ端から調べて意味や例文を読みました。
紙の辞書よりも、PCにソフトをインストールした方が、調べるのが楽です。
英単語は、文脈によって意味やニュアンスが変化する場合が多く、単純に英単語と日本語訳を一対一で覚えるのは危険だということに気づきました。
分からない英単語を英英辞典で調べ、英語の解説を読む習慣を身に付けたことで、ネイティブスピーカーの感覚に近づけたと思います。
4)英会話フレーズブック:
TOEICのリスニングパートには、英語での会話場面がたくさん出てきます。
前述の公式問題集に取り組んでいるときに、自分がいかに聞き取れないか、表現を知らないかを痛感し、もっとたくさんの会話表現を覚えようと思ったのです。
そこで購入したのが下記。
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本屋で教材を物色しているとき、日本語音声に続いて英語音声を再生しているのが聞こえてきて、「これは良い!」と直感しました。
様々な場面で使われそうな2900個の表現が収録されており、CDで再生すると合計4時間にもなります。
とにかく何回も何回も繰り返し聞きました。
のちに、ネイティブのアメリカ人と一緒に仕事をすることになるのですが、知らず知らずのうちにこの本の表現にお世話になったものです。
5)ものづくりの英語表現:
私はメーカーに勤めていますので、モノづくりの現場で実際にどんな英語が使われているのか興味がありました。
ものづくりの英語表現習得は必須でもありました。
いずれは避けられないことなので、下記書籍を購入して勉強しました。
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ものづくりは上流から下流まで、たくさんの人達が協力することで成り立っています。
その過程で必要となる表現が、本書にはたくさん収録されていました。
センテンスの日本語訳、文法解説、単語解説が充実しているので使いやすかったです。
3回くらい繰り返し読みました。
CDも付いているので耳からも覚えられます。
この教材は、TOEIC対策と直接的な関連はありません。
しかし、自分の仕事に関係のある表現は自然と頭に入り易く、学習効率は高かったと感じました。
6)同時通訳の英訳術:
私は通訳を目指したことはありませんが、自分が考えていることを適切に英語に変換する方法に興味がありました。
また、アウトプットの訓練はインプット能力にも好影響を与えますので、英訳術の本を購入したのです。
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本書で述べられている英訳のプロセスは下記の通りです。
日常的に使われている分かりにくい日本語の真意を捉える
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英訳可能な分かり易い日本語に変換する
↓
適切な英語表現と正しい文法を使って英訳
英訳そのものよりも、日本語と格闘することの方が大変だと気づかされました。
自分や周囲の人間が、日本語をいかに雑に扱っているか気づかされる一冊でした。
本書を3週くらいして、少しは英訳のコツが掴めたと思います。
TOEICのおすすめ教材は人それぞれ:
私は、TOEICの点数アップだけにこだわって英語学習をしてきたわけではありません。
いずれ仕事で必要になるであろうと思われることも想像しつつ、教材選択をしてきました。
あれこれ色んなものに手を出しましたが、どれも私にとって必要なものだったと思っています。
何が必要かは人それぞれ。
同じ人でも時期や目的により、必要なものは変わります。
あなたは、TOEICで高得点を目指している人ですか?
もしそうなら、今のあなたに必要な勉強は何ですか?
最終的には、自分で判断しなければなりません。
この記事が、その判断の一助になれば幸いです。
以上