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英字新聞を読みたいと思いませんか?
社会人として仕事をしながら英語学習をしてる人の中には、「英字新聞を読めたらいいな」と思っている人が多いようです。
ネット上の情報の多くは英語です。
日本語サイトの約10倍もあります。
英字新聞を読める人は英語情報の全てにアクセスできるわけですから、情報社会で断然有利になります。
日本語の新聞が、政府に忖度した偏った報道をしている時でも、英字新聞は海外からの異なった視点も提供してくれます。
その異なった視点は、多くの日本人が知らない真実を含んでいるのです。
日本国内の事に関して、海外の人は知っていても日本人が知らないなんてことは、珍しくありません。
英字新聞を読めば、情報弱者に陥ることを防げます。
英字新聞を読むことを毎日の習慣にすれば、英語学習にもなりますから一石二鳥です。
まだ英字新聞に抵抗がある人は、この機会に是非挑戦してみてください。
英字新聞で挫折する原因の一つは見出しの難しさ:
「英字新聞に挑戦しよう」と言いましたが、英字新聞のハードルは決して低くありません。
まず、最低限の語彙と文法はマスターしている必要があります。
でも私の経験上、TOEICで500点を超えている人なら何とかなると思います。
WEBや紙媒体の英字新聞にアクセスして最初に迷うのは、圧倒的な情報量です。
一体何を選んで読めばいいのか?
自分にとって興味があったり、自分に必要な素材を選んで読めばOKです。
では、自分の興味に沿った話題かどうかはどうやって判断すればいいのでしょうか?
日本の新聞と同じく、見出し(タイトル)を見て決めればいいのです。
見出し特有のルールとは?
見出しには、本文と異なるルールがあります。
列挙すると・・・
【1】過去の事柄も現在形で書く
【2】未来を表すには「to + 動詞」を使う
【3】Be動詞は省略する
【4】過去分詞は受身にする
【5】a,an,the等の冠詞は省略する
【6】コンマ(,)はandまたはbutの意
【7】セミコロン(;)は区切り
【8】コロン(:)は「発言」。sayの意
【9】略語・短縮語を多用する
これだけ読んでもピンとこないと思うので、具体例を次に挙げます。
見出しの具体例を見てみよう:
私が購読しているジャパンタイムズから、見出しをいくつか引用します。
( )内は私の邦訳です。
「India’s slowdown emerges as new headache for Japan automakers」
(インドの経済に陰りが見え、それが日本の自動車メーカーの新たな不安材料となっている)2019年11月24日
「Half of new adults strangers to romance: survey」
(新成人の半数は恋愛経験がないことが調査で判明)2015年1月10日
「Sake from Abe’s home prefecture served at controversial Tokyo cherry blossom party」
(物議を醸している桜を見る会で、安倍首相の選挙区県の酒がふるまわれた)2019年11月22日
「Sex crimes in Japan still significantly underreported, Justice Ministry survey finds」
(日本の性犯罪記録は氷山の一角に過ぎないことが法務省の調査で判明)2019年11月16日
「Japan to assist creation of local power providers that function even during blackouts」
(停電時も電力供給できる地域会社の設立を政府が支援予定)2019年11月23日
どうですか?
どれか一つくらい、読んでみたいと思う見出しは見つかりましたか?
まとめ:
英字新聞を眺めてみれば、自分が読みたい記事が必ず見つかると思います。
自分が生きている社会のことに何も関心を持たずに生きている人なんていないはずですから。
でも、いきなり日刊紙の購読契約して挫折するのが心配なら、週刊版から試してみてはいかがでしょうか?
ジャパンタイムズは週刊誌も発行しています。
下記リンク先に詳細が載っていますので御確認ください。
↓↓
ニュースで身につく、世界の視点と英語力。
The Japan Times Alpha
英字新聞で見慣れない英単語に遭遇したら、その都度、英英辞典で調べるのがオススメなのですが、このジャパンタイムズ週刊版では難しい語句に注釈が付いていますので、初心者でも挫折しにくいと思います。
また、ジャパンタイムズはTOEIC対策にも力を入れています。
練習問題・会話・ライティング力を高めるエクササイズが載っていますので、TOEIC点数アップにもつながります。
私がかつてジャパンタイムズ週刊版を読んでいた時は、TEX加藤氏が文法問題を提供していました。
なかなか手強い問題で、毎週格闘していたのを覚えています。
英字新聞の記事を読むこと自体もTOEIC対策になります。
リーディングの強化は、他の3技能(聞く、話す、書く)の強化にも直結します。
英語で世界中の情報を得ながら、TOEIC対策も出来るなんて素敵だと思いませんか?
最後に:
日本人の中では、英字新聞の購読者はまだまだ少数派。
あなたがその少数派に仲間入りできることを願っています。
以上