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TOEICのリスニングがトラウマになってる人へ:
私の勤めてる会社では、就業時間内に社内でTOEICのIPテストが受けられます。
私も何年か前まで、半年に一回受けて実力を確認するのに使っていました。
受験料も会社持ちですし、とても恵まれた環境だと思います。
このIPテスト、人事部は社員に対して大いに奨励しているのですが、思うように申込者が集まりません。
仕方がないので若い人に無理やり受けさせている状態なのです。
英語学習を続けてTOEICを継続的に受験する人は少数派なんですね。
殆どの人は、一度受けたTOEICがトラウマとなっています。
「思い出したくもない!」
「TOEICなんて二度と受けるか!」
こんな本音をよく聞きます。
こういう人は400点未満の初心者に多いですね。
訳の分からない英語を聞かされたり読まされたりするのはとても苦痛です。
しかも2時間も・・・
苦痛ではなくて楽しいリスニング時間にするにはどうすればいいか、以下に方法を述べます。
1)文法をマスターしてる?
「習うより慣れろ」とよく言われますが、語学は慣れるだけではダメです。
文法という理論を完璧にマスターしてこそ、明るい未来が拓けます。
文章の構造やルールを知らずして、どうして理解できるのでしょうか?
ルールが無ければ、脳内に英語用の良質な回路を築くことが出来ません。
急がば回れ。
面倒臭くても、大学受験レベルの文法は確実にしておきましょう。
2)必要最低限の語彙力はあるか?
英単語に関する知識も必須です。
ビジネス場面を扱うTOEICは、幸いにも、3000語あれば9割以上の語彙をカバーできます。
公式問題集を1~2冊マスターすれば、とりあえず最低限の語彙は大丈夫だと思っていいでしょう。
普通のネイティブスピーカーは数万語の語彙数を持っていますが、その十分の一程度でいいのです。
ただし、単語だけを覚えようとしても頭に入りませんから、必ず文章・文脈の中で記憶に留めるようにしてください。
3)状況や話の流れに慣れているか?
文法や語彙の知識だけあれば英語のリスニングができるようになる訳ではありません。
どういう状況で、どんな話題で、どんな話の展開をするのか?
文脈や流れを読めると、理解するのが容易になります。
無数のパターンがありそうですが、TOEICでよく用いられる場面にはある決まった傾向があります。
その傾向に慣れるのと慣れてないのではリスニングの理解度に雲泥の差が現れます。
興味がある本はスラスラ読めても、興味がない本はなかなか頭に入らないのと同じです。
TOEICの公式問題集を何回も繰り返し、出題される確率が高いパターンを頭に叩き込みましょう。
4)ネイティブの発音が聞き取れてるか?
日本人教師のブロークンイングリッシュばかりを聞かされてきた人にとって、ネイティブスピーカーの発音は新鮮ですが、慣れないうちは何を言ってるかさっぱり分からないかもしれません。
発音だけでなく、英語独特のリズムもあります。
とにかくたくさん聞いて慣れましょう。
英文テキストを眺めながら聞いてもOKです。
また、ネイティブスピーカーの真似をして、自分で音読するのも極めて有効です。
自分でスラスラしゃべれる英文なら、聞き取るのも簡単です。
テキストを見ながら音読するもよし、内容を覚えて暗唱するもよし。
自分でしゃべって自分で聞くという作業は、脳に英語を刻み込む効果があります。
慣れてきたら、CDの再生速度をアップして、自分に負荷をかけてみましょう。
1.4倍くらいでいいのではないでしょうか?
私はTOEIC公式問題集のCDをPCに取り込み、Windows-Media-Playerで再生しています。
1.4倍で聞き取りをした後、1.0倍で聞くと、スローモーションに感じます。
これは、とてもオススメの方法です。
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5)聞き取った英語をそのまま理解してるか?
TOEICのリスニングは英検と異なり、1回しか聞くチャンスがありません。
しかも結構スピードが早いので、英語で聞いて英語のまま理解する必要があります。
ノンビリと頭の中で日本語に変換してる余裕はないのです。
日本語に変換せず英語のままで理解するために、英英辞典の使用を習慣化しましょう。
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分からない単語を調べると、その意味や用法が全て英語で説明してあります。
PCに付属のDVDをインストールすれば、検索も楽ですし、正しい発音も確認できます。
ほとんどの人が英和辞典に親しみを感じるでしょうが、上級者を目指すなら英英辞典は必携です。
英和辞典ばかりだと、どうしても、英語→日本語の変換癖が付いてしまいます。
それを防ぐためにも、思い切って英英辞典に切り替えてください。
まとめ:
最後に、スマホでスキマ時間を使って何とか対策したい人にオススメの方法を紹介します。
リクルートが運営している「スタディアプリ」の中には、TOEICのリスニングも含めて全パートに対応した勉強が簡単にできるものがあります。
まとまった時間が取れない人、わざわざ学校なんて行ってられない人に打ってつけでしょう。
2~3分のスキマ時間でもいいから集中して勉強するから効果が上がるのです。
ちりも積もれば山となる。
飽きっぽくて続かない人も続けやすい工夫がされています。
無料体験期間もありますから、下記リンク先で確認してみてください。
以上