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TOEICリーディングの時間が足りない原因と対策について考える

目次

いつも時間が足りない原因は?

私が勤める会社では、TOEICのIPテストが定期的に実施されています。

テスト終了後に晴れ晴れとした表情の人はほとんど見かけません。

リーディングパートの時間が足りなくて、マークシートを塗り絵する屈辱を味わったからです。

ろくろく読まず(読めず)、適当にマークして、早めに終わらせて「時間が余って暇でしょうがなかったぜ」なんて言ってる不届き者は救いようがありませんが、真面目に悩んでいる人向けに時間が足りない原因と対策を述べたいと思います。

語彙不足:

文章を読んでいて、あまりに知らない単語が多すぎると理解できません。

何を言いたいのか分からなければ、必然的に処理速度は堕ちます。

TOEICでは約3000の語彙を持っていれば9割以上カバーできますが、その最低条件を満たしていない人は語彙を補う必要があります。

流行りの単語帳も悪くありませんが、なかなか記憶に定着しにくい非効率的な方法です。

TOEICの公式問題集を繰り返し解いて、問題集そのものを単語帳代わりにしてしまうのが正しいやり方です。

くわしくは、下記リンク先の記事を参照して下さい。
↓↓
【TOEICの英単語】単語帳以外のオススメ勉強法はこれだ!

文法知識の欠落:

語学を学ぶ上で、文法知識の欠落は大きなハンディキャップです。

どんなに英語に触れても、実力は直ぐに頭打ちになります。

理解できないからツマラナイし、すぐに飽きてやめてしまいます。

リーディングパートの時間不足を嘆く以前の問題です。

TOEICを受けるのであれば、最低限、学校時代の文法知識をしっかりと復習してからにしましょう。

でないと、時間の無駄になります。

英文法の具体的な学習方法については、下記リンク先の記事を参考にしてください。
↓↓
TOEICスコアアップのコツは文法の攻略にあり!おすすめアプリはコレだ!

文章を読んでる時、前の部分に戻ってしまう:

英語は日本語と構造が全く異なるので、文章を常に上から下に追うことができず、途中で前戻りしてしまうことがあります。

普通の人はある程度仕方がないことです。

でも、この前戻り現象は時間のロスにつながります。

なるべく少なくしたいですね。

英文を読むことに不慣れなことが原因ですから、なるべく大量のインプットをするしかありません。

何回も見たことがある英文なら、何の抵抗もなくスムーズに読めます。

そのスムーズな感覚を味わう時間をなるべく多くする必要があるのです。

文法問題や穴埋め問題に時間をかけすぎ:

パート5の文法問題、パート6の穴埋め問題は、純粋に知識があるかどうかで勝負が決まります。

どの選択肢が正解かすぐに判断できないならば、知識がない証拠ですから、いくら時間をかけても無駄です。

適当にマークして、さっさと次に行きましょう。

パート5とパート6を合わせて20分以上時間をかけてはいけません。

正答率を上げたければ、TOEIC用の文法問題に特化した問題集を買い込み、大量に解くのが早道です。

TOEICの問題形式・文脈・表現に不慣れ:

TOEICは、ビジネスや日常生活での場面を扱っており、出題内容にはある決まった傾向があります。

つまり、その場面・文脈・表現のパターンに慣れれば、断然有利になります。

短期間で点数アップしたいなら、TOEIC専用の対策本を繰り返し練習するのが一番効率が良いのです。

TOEICテスト対策

逆に、TOEICと関係のない場面ばかりを扱った素材で勉強してると、TOEIC本番でスムーズに読解できず、不利な状況に追い込まれます。

慣れてる人に比べて余計に時間もかかってしまいます。

まあ、上級者を目指すための英語力底上げには必要ですが・・・

英文を読むとき、頭の中でいちいち日本語に変換している:

単語帳ばかりを使って単語を覚えようとしている人、知らない単語の日本語訳を英和辞典で調べている人は、頭の中でいちいち日本語に変換する癖が付いてしまっています。

これはすべて時間のロスです。

英文は英文のままで理解し、問題を処理していかなければ、時間が足りなくなるのは当然です。

いちいち頭の中で日本語に変換してるような人がハイスコアを取れるほど、TOEICは甘くありません。

時間内に解き終わるような上級者になりたかったら、是非とも英英辞典を使う習慣を身に付けて下さい。

英英辞典の使い方については、下記リンク先の記事を読んで下さいね。
↓↓
【単語帳よりおすすめ】英英辞典の使い方を紹介します

長文読解力不足で、問題の選択肢をなかなか選べない:

日本語を読むのが雑な人は、英文を読むのも雑になりがちです。

また、英文を読むことに慣れてない人が無理に速読しても、理解不足が生じます。

読解力が無ければ、問題の選択肢を確信を持って選べません。

問題文と選択肢の間を何回も行ったり来たりして、結局、もう一度最初から問題文を読み直したりする羽目になります。

そうしてる間にも、時間は容赦なく経過します。

日頃から英文を丁寧に読み、かつ、スピードも上げる意識を持つしかありません。

1分間当たり150ワードが最低限の基準だと思って下さい。

パート7ではたまに、上級者でも難儀する難問が出されることがあります。

どうしても歯が立たなければ、諦めて次の問題に移った方がいいでしょう。

途中で息切れする:

日常的に英英新聞を読んでいるような人ならともかく、英語と無縁の生活をしてる人がTOEICなんか受けさせられたら、試験途中で息切れすることは必至です。

「TOEIC試験の2時間が、英語に触れる最大の機会だった」なんて人は意外に多いもの。

でも、それじゃ話になりません。

英語用の体力を付けて、最後まで全力で駆け抜けられるようにしましょう。

試験前には、TOEICの公式問題集を実際に2時間かけて解く訓練を繰り返す必要があります。

まとめ:

私は長い事、試験終了直前のマークシート塗り絵作業をしてきました。

塗り絵をせずに済んだのは、初めて900点を超えた時です。

ほとんどの人は、時間が足りなくて塗り絵作業をしているはずです。

時間が足りない原因をいくつか挙げてきましたが、自分に該当するものが見つかりましたか?

原因への対処方法も提示しました。

何かしらお役に立てば幸いです。

以上