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TOEIC900点の壁とは?
私は、TOEICで800点台になってから900点を超えるまで、約一年半かかりました。
「800点超えてりゃいいじゃないか。十分でしょ」という人もいるかもしれません。
でも、勉強して点数が上がるほど英語が楽しくなるし、自分の実力不足が認識できるようになるし、どうしても途中で止められないんですよね。
「おれは英語に関しては十分な基礎力を持っているぜ」と自信をもって言えるのが、TOEIC900点以上です。
何とかその領域に足を踏み入れたいと思うのは、人間として自然な感情ではないでしょうか・・??
世間には、TOEIC800点台後半で何年も勉強に費やし、それでも900点を超えられない人もいるようです。
この記事では、私の経験も踏まえつつ、900点超えできない原因と対策について述べたいと思います。
最低限の読解スピードを意識しているか?
私はTOEICで860点とか880点だった頃、リーディングの問題を時間内に解き終わらず大量に残して、マークシートを塗り絵していました。
虚しくて屈辱の塗り絵時間を無くさなければ、900点超えは難しいことを分かっていました。
なぜ時間内に解き終わらないか?
読む速度が遅いからです。
正確に丁寧に読むことを心がけるあまり、時間の枠に対する意識が薄かったのです。
時間の枠を具体的に記しましょう。
・パート5:短文穴埋め問題→10分以内
・パート6:長文穴埋め問題→10分以内
・パート7:長文読解問題→55分以内
(合計75分)
パート7のシングルパッセージは1~3分、ダブルパッセージは4~5分、トリプルパッセージは7分以内といったところです。
言葉で書くのは簡単ですが、実行するのは大変です。
平均して、一分間当たり150語以上のスピードで読み進めない限り、TOEICの大量の問題を全部解くのは無理なのです。
私はノンビリでマイペースな習慣を改め、正確さを損なわずに早く読むことを意識し始めました。
スムーズに読めないのは、慣れてない表現だったり、知らない単語が沢山あったりしたからです。
問題集での大量インプットを繰り返すことで、つっかえずにストレスなく読める文章の割合を増やし、何とか時間内に解き終わるように頑張りました。
リーディング問題を大量にこなしたことで、リスニングの正確さも改善されたと思います。
何年か前になりますが、TOEICのリーディングをはじめて時間内に解き終わった時、スコア:950点という結果を得られたのです。
880点から950点に上がったので、70点アップです。
この領域での70点アップは、私にとっては画期的なことでした。
時間を意識するあまり英語を雑に読んでいないか?
私のケースとは逆で、問題は時間内に解き終わるけど点数が低かったり、点数変動が激しい人がいます。
英文を精読する習慣がなく、雑に流し読みする癖が付いているのですね。
雑な読み方をする人は、リスニングの聞き取りもいい加減です。
細部に神経を使う習慣がないと、しっかり意図を受け止めることが出来ません。
きちんと理解できていないから、設問に対して正確に回答できる割合も当然減ります。
こういう人は、あらゆる得点層に存在します。
性格的に大雑把で面倒くさがり屋の人も多いみたいです。
文法を疎かにしているがゆえに、実力が頭打ちになっている人もいます。
まあ、800点を超えるような人は文法は完璧でしょうから、原因は、丁寧に読む意識が低いことだと思います。
アドバイスは「丁寧に読む」。
これに尽きます。
飛ばすことなく、一語一語すべてを吸収する。
リーディングの問題文と設問を音読することも有効です。
テキストを見ながらでもいいので音読すれば、飛ばし読みは出来ませんからね。
音読学習は、リスニングでの聞き取り能力改善にも効果があります。
途中で見慣れない単語に遭遇したら、時間を取って英英辞典で意味を調べ、自分の血肉にしましょう。
語学学習は地道な作業でもありますから、焦りは禁物。
丁寧に読むあまり読解速度が低下することは避けられないと思います。
でも、それが自分の今の実力だと認識しましょう。
厳しいことを言いますが、地に足を付けた学習態度が身に付いてない者が、TOEICで900点を超えるのは無理なのです。
まとめ:
自分の経験を基にして、TOEICで900点を超えるためのヒント・コツを述べてきました。
900点、900点と何回も繰り返していますが、この記事で書いた原則は、どの得点層でも共通して言えることです。
今は点数が伸びなくて悩んでいる人でも、原理原則に忠実に努力すれば、必ず900点超えできるようになります。
語学の勉強は裏切りません。
やればやっただけ伸びるんです。
凡人の私でも、今は平気で900点超え出来るんですから、あなたに出来ないわけがないのです。
あなたが900点を超えて、「よっしゃー!!」(女性は「やったー!!」)と雄叫び出来る日が来ることを願っています。
以上