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TOEIC700点の世界とは?単語、勉強時間、参考書、就職転職など


こんにちは。JUNと申します。

約30年前、私は今の会社(メーカー)に技術職として入社しました。

入社日当日、新入社員は全員、TOEICを受けさせられました。

同期のある女性は大学の英文科出身で、TOEICは700点、英検は準1級だと聞きました。

その当時、私のTOEICスコアは430点程度。

あまりの差に愕然としたことを今でも覚えています。

インターネットも携帯電話も、デジカメすら無かった時代の話です。

しかし、TOEICの700点という点数は、今でも一定の評価を得ることができるレベルだと思います。

「上級者にはなれなくても、とりあえず700点くらいは目標にしたいな」という人は多いのではないでしょうか?

この記事ではTOEIC700点ということに焦点を当て、スコアアップ法も含めて論じたいと思います。

目次

TOEIC700点取得に役立つ単語帳は?

正直に言いますと、私は単語帳があまり好きではありません。

むしろ嫌いです。

単語を覚えるために単語帳を使ったことは、ほとんどありません。

TOEICである程度点数が取れるようになった後、必須単語に漏れがないか確認するために使ったことはあります。

TEX加藤氏が著した、有名な「金のフレーズ」「金のセンテンス」というやつです。

意外にもたくさんの漏れがあることが発見でき、助かりました。

金シリーズはTOEIC900点以上レベルの語彙もカバーしているので、一部の単語は手ごわいです。

TOEIC500点も行ってない人は、「銀のフレーズ」という基礎レベルを使った方がいいでしょう。

単語帳は、あくまで補助教材としての位置づけです。

「金」シリーズに関する詳細は、下記リンク先の記事に書いてありますので参照してください。
↓↓
【英単語帳】TOEIC「金のフレーズ」の正しい使い方とは?

TOEIC700点に必要な単語数は?

「Test Your Vocabulary」というサイトでは、自分が持っている語彙数を測定することができます。

現在の私の語彙数は、8000弱。

TOEIC700点レベルの時に測ってはいないのですが、5000程度だったろう思います。

でも、この数値自体は、TOEIC受験者にとってそんなに重要ではありません。

TOEICでは、約3000の必須英単語を押さえておけば、問題文の9割以上はカバーできます。

闇雲にたくさんの単語を覚えるのではなく、少ない語彙をうまく使いこなす能力の方が大切です。

前述の「銀」「金」シリーズを押さえておけば問題ありません。

TOEICで700点取るのに役立つ参考書は?

TOEIC対策をする前に、高校レベルまでの英文法はマスターしておいてくださいね。

錆びついて自信がない人は復習が必要です。

文法書は、下記1冊で十分です。

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あれこれ手を出さず1冊を仕上げてください。

英文法はすべての基盤。

ここがガタガタだと、砂上の楼閣になります。

そのうえで、スコアアップ対策には公式問題集がおすすめです。

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「TOEICの点数さえ上がればOK」という人は、公式問題集だけでいいので2~3冊を5回くらい繰り返し解いてください。

リスニングの精聴、リーディングの精読は当然です。

問題集の日本語スクリプトも確認し、英語表現を全部覚えてしまう感じで取り組むのです。

リスニングなら、テキストを見ながら音読すると効果的です。

ネイティブのナレーターの発音を自分で真似て、自分で発声し、自分で聴く。

この作業をすることで、脳に英文が刻み込まれます。

その結果、リスニングが楽になります。

騙されたつもりでトライしてみてください。

TOEICは出題傾向がある程度決まっているので、対策しやすいテストと言えます。

私自身がTOEICで700点を取るまでに行った勉強の詳細については、下記リンク先の記事に書いてありますので参考にしてください。
↓↓
【TOEICのおすすめ教材】仕事でも役立つ勉強方法を紹介します

TOEIC700点取るための勉強時間は?

TOEICで530点を取るまで、私はTOEICと名の付く問題集はやっていませんでした。

それから半年間、一生懸命TOEIC対策を行い700点を取りました。

TOEIC530→700点に到達するまでの対策勉強時間は500時間程度だと思います。

毎日平均して2~3時間勉強し、だいたい6か月でそのくらいになるでしょう。

TOEICで500~700くらいが、一番点数が上がりやすい領域ではないでしょうか?

TOEIC500点くらいで歩みを止めている人はもったいないと思います。

参考ですが、私の学生時代から45歳までの英語勉強時間が概算で5000時間超。

ある領域で基礎をマスターしたいなら、このくらいの勉強は必要だと考えます。

詳しくは、下記リンク先をご覧ください。
↓↓
TOEICで900点を超えるために必要な勉強時間はどの位か?

TOEIC700点から800点へ上げるのは大変?

私がTOEICスコアが700点から800点に上がるのに要した時間は、6か月です。

公式問題集などの対策本でリスニングやリーディングを磨く以外にやったことは下記。

・英字新聞の購読
・知らない単語に遭遇したら英英辞典で調べる。
・アメリカ人の同僚と英会話しながら仕事
・仕事で、取扱説明書の英訳作業
・ビジネス英会話の高速リスニング訓練
・・・

まあ、いろいろ手を出していましたね。

とくに、英英辞典で調べるようになってから、英語を見聞きして英語のまま理解する回路が形成された気がします。

いわゆるネイティブの感覚ですね。

お気に入りは、オックスフォードの現代英英辞典です。

ネットを見ても英英辞典をすすめる人は少ないと思います。

英和辞典や単語帳に慣れてる人にとっては敷居が高く感じるかもしれませんが、慣れれば大したことありません。

詳しくは、下記リンク先をご覧ください。
↓↓
【単語帳よりおすすめ】英英辞典の使い方を紹介します

TOEIC700点から900点超えに必要なこと

TOEICで900点を超えるのは大変でした。

800点から半年後に865点。

その半年後に885点。

そして、さらに半年後に950点を取りました。

つまり、800点から950点に至るまでに、1.5年かかっているのです。

私の場合、900点を超えるのに最大の障害となっていたのが、リーディングのパート7でした。

時間が足りず、長文読解問題を大量にやり残してしまい、屈辱のマークシート塗り絵を強いられていたのです。

要するに、読むのが遅かったのですね。

正確なだけでなく速さも意識してリーディングを鍛え、ようやく900点の壁を越えられました。

TOEIC700点だと就職転職に有利か?

TOEICで700点あれば、就職でも転職でも有利だと思います。

特に、エンジニアが英語もできますとアピールするには、TOEICの点数は便利です。

点数を履歴書に記載するだけでOK。

説明不要なのです。

日本企業の多くは、英語が不得意な人ばかりで困っています。

本職で必要な知識以外に英語も出来るとなれば、求人側は放っておきません。

TOEICで900点ともなれば、「神」扱いされますよ。

実際には「神」でもなんでもないんですが、誤解させておけばいいのです。

関連記事を下リンクに示しますので、読んでみてください。
↓↓
「英語を使う仕事」と「英語も使う仕事」の違いは何か?

まとめ

TOEIC700点に関連することを多面的に述べてきました。

ある程度地道に努力できる人ならば、TOEICで700点を超えるのは、そんなに難しくありません。

大切なのは、身に付けた英語力を仕事で生かせるかどうかです。

本当にTOEIC対策しかしてこなかった人に、英会話は無理です。

英文を読むことは出来ても、日本語の英訳は難しいでしょう。

それぞれ、別の勉強が必要なのです。

TOEICではハイスコアになるほど、周囲の期待値も上がります。

ガッカリさせないように、アウトプットも含めた幅広い技能をバランスよく身に付けるよう精進してください。

以上

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