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妄想1:海外で暮らせば自然と英語が身に付く
もう昔になりますが、会社の後輩がアメリカの関連会社に赴任したときの話です。
彼は社交的で性格もよく、しかもイケメン。
でも英語は全くダメ。
しかし切実感は全くなく、「アメリカ人に囲まれて暮らしていれば、自然と英語が話せるようになるだろう」と思っていたそうです。
なんの勉強もせずネイティブアメリカ人ばかりの環境に飛び込むなんて、スゴイ勇気というか、能天気というか・・・
案の定、彼は地獄を味わいました。
まず、相手が何を言ってるのか聞き取れないし、理解できない。
自分の意思も伝えられない。
仕事現場で身振り手振りを使ってもコミュニケーションが成り立たない。
英語文書の読み書きも出来ない。
アメリカ人の同僚たちはウンザリ・・・
不十分な意思疎通が誤解を招き、結果的として、多くの時間・労力・お金が浪費されました。
信頼関係の樹立以前の問題だったのです。
挫折を嫌というほど味わった彼は英語の勉強を始め、仕事上の最低限のやり取りは可能な状態になったそうです。
どんな仕事でも事前準備が重要です。
英語を使うことが分かっているなら、必要な英語力は身に付けておかねばなりません。
英語圏で暮らせば自然に英語が身に付くなんて、ただの妄想です。
妄想2:仕事で英語が必要になったら通訳を雇えばいい
「仕事で英語が必要になったら通訳でも雇えばいい。だから、英語の勉強なんかに時間をかける必要はない」
グローバル化なんて言葉が生まれるより遥か以前は、こんなセリフを吐いている大学生が珍しくありませんでした。
世間知らずというか、現実を知らないというか・・・
実際、私が勤務する会社内でも通訳を介して海外の人と会議をすることがあります。
聞いた話ですが、あまりうまく行ってないようです。
ます、時間が通常の倍以上かかります。
英語と日本語を行ったり来たりするのですから当然ですね。
しかも、通訳は部外者なので社内発言者の真意を把握しきれず、正しく翻訳できない。
だから、こちらの言いたいことが正確に伝わらない。
結果として誤解が蓄積される。
お互いに誤解した状態で、仕事がうまく行くわけがありません。
品質の悪いサービスや商品が生まれる原因にもなります。
時間単価の高い通訳を雇ってこれじゃあ、話になりませんよね。
そもそも、お互いに直接やり取りできない者同士の間に信頼関係が醸成されるはずありません。
人工知能が発達すれば少しはマシな日英翻訳機が出来るかもしれませんが、不正確さのリスクは常に伴います。
そして繰り返しますが、目を見て直接会話できなければ信頼を得ることは不可能なのです。
必須の英語力は地道な努力でしか身に付かない:
皆さんご存知の通り、学生が理系と文系のどちらを選択しても英語からは逃げられません。
社会に出てから必要になる可能性が高いからです。
でも実際、ほとんどの日本人は英語が苦手です。
聞くのも見るのもイヤなのです。
理由を付けて逃げようとしますが、それも難しくなってきています。
就職、転職、昇格テスト、様々なビジネス遂行・・・
必須になりつつある英語力は、一朝一夕では身に付きません。
ローマは一日にして成らずです。
長年の地道な努力なくして、英語はマスターできません。
母国語を流暢に使いこなすのには長年の鍛錬が必要ですが、第二言語を身に付けるのも大変です。
「これだけやれば短期間でTOEICハイスコア達成!」みたいな謳い文句に真実はありません。
100%嘘だと思ってください。
「継続は力なり」を実現する方法:
語学の習得には長年の学習を要しますが、鍛錬とか努力は続くものではありません。
修行僧とかなら可能かもしれませんが、私のような普通の人間には無理です。
興味があったり、楽しいと思える作業でなければ長期間続けられません。
TOEICの公式問題集や単語帳自体を楽しめる人ならいいですが、普通、試験対策そのものはあまり面白い作業ではありません。
スマホを使ってスキマ時間でいつでもどこでも勉強できるスタディアプリは、独学での挫折を防ぐ仕掛けが施されており、優れものといえます。
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私は、英字新聞の記事や好きな洋書を読んだり、洋画の視聴などをすることで、モチベーションアップを図っています。
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英語の勉強を長期間継続させるコツをお教えします
世間で言われる天才とは、努力をできる天才のことです。
そして、努力=苦行ではありません。
楽しい作業を習慣化する仕組みを作れるかどうかに全てがかかっています。
この記事が、皆さんの楽しい英語ライフ実現に役立てば幸いです。
以上