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TOEIC学習をやらずにTOEIC900点を超えた人はいる?
TOEIC900点以上は、「英語の基礎は完成されています」と誰にでも胸を張って言えるレベルです。
小手先の技術で取れる点数ではありません。
私も900点以上を取ったことがありますから、その大変さはよく分かります。
TOEIC900点超えする人は、どんな勉強をしてきたのでしょうか?
ツイッター上でアンケート結果を見かけました(下)。
【TOEIC900点以上保持者の方に質問】
900点台取得までのご自身の学習スタイルで一番近いものはどれですか?
— Jet Bull🐮TOEIC対策×YouTube (@JetBull990) February 28, 2020
見事に分かれてますね。
TOEIC対策をほとんどせずに、900点を取れた人も四分の一位いるようです。
TOEICの傾向に合わせた勉強をせずに高得点を取れているということは、英語圏で長年生活してきたか、英検など他のテスト対策をしていたか、でしょうか?
TOEICで900点を超えるまでの私の学習スタイル:
私は、TOEICで530点を取るまで、TOEIC対策はしませんでした。
何をやったかと言うと・・
・中学高校の授業
・大学受験の勉強
・NHKラジオ英会話
・イングリッシュアドベンチャー
・心理学系の洋書
これらのうち、どれがどのくらい点数に影響を与えたのかは分かりません。
まあ、英文法と基本的な語彙はマスターしていたと思います。
530点を取った後、本格的にTOEIC対策を始めました。
公式問題集や対策本を繰り返し解きました。
でもTOEICと名のつく書籍だけをやっていた訳ではありません。
他には・・
・英字新聞(主にジャパンタイムズ)
・英英辞典
・英会話のフレーズ集
・ライティングのコツを記した参考書
・通訳の英訳術に関する本
・ネイティブアメリカ人同僚との英会話
・仕事での英訳作業
・洋画DVDの視聴
・・・
興味の赴くまま、いろいろ手を出しましたね。
どちらかというと「回り道」が多かったと思います。
TOEICの点数アップという目標だけを考えるなら、効率的とは言えないでしょう。
学習プロセスの詳細は下記リンク先の記事にまとめましたので参照してください。
↓↓
TOEICで900点超を目指して実践してきた独学勉強方法
TOEIC対策以外の英語学習にも手を広げるメリット:
前項で、あまり効率的とは言えない回り道学習を紹介しましたが、これにはメリットもあります。
・英会話の実践で戸惑うことが少なかった。
・ライティングも含めたアウトプットも可能になった。
・TOEIC以外の英語素材、例えば英字新聞やニュースにも抵抗がない。
・TOEICの素材は実用的で有用だけど万能ではないと認識出来た。
TOEIC学習オンリーのメリット:
「就職、転職、昇進テストでTOEICの点数が必要なだけだ」
「仕事や日常生活で、特に英語は必要ないし、今後も使う予定はない」
こういう人は、とりあえずTOEIC対策に特化した勉強でOKだと思います。
時間と労力とお金を効率的に活用して、とにかく最短で目標スコアをクリアする方法がベストでしょう。
特に初心者の場合、地道に独学するのがいいとは限りません。
スキマ時間でスマホのアプリを使って効率よく学習するのも大いにありです。
専門家のアドバイスを活用すれば、失敗したり挫折したりするリスクを減らせますから。
参考リンク↓↓
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TOEIC学習オンリーのデメリット:
仮に、TOEIC対策専用の勉強だけで効率よく900点をクリアした場合、そのデメリットは何でしょうか?
例えば・・
・インプット能力はあるが、アウトプットの訓練が不足している。
・仕事で英語力を期待されても応えられない可能性がある。
・英会話の実践がないので、恥をかく可能性がある。
・英訳ライティングで適切な英文が出てこないかも・・
・TOEICではない現実世界の素材に接した時に惑う。
・・
まあ、TOEICで900点を超えられるような人は英語の基礎が出来ていますから、不慣れな場面に直面しても、経験不足を補いつつ乗り越えることができるはずです。
戸惑うことはあっても、パニックになることはないでしょう。
まとめ:
一見効率的に見える学習方法が、本当に効率的とは限りません。
長い目で見れば、誰でも非効率的な回り道をしなければならないのだと思います。
今は英語を使ってソツなく仕事をしている人でも、見えないところで泥臭い学習を継続しているはずです。
言語の習得は一夜漬けでどうにかなるものではありません。
年単位の継続努力、学習習慣獲得がカギです。
TOEICは素晴らしいテストですが、万能の物差しではありません。
幅広い視野を持って、様々な回り道を楽しみたいものです。
以上