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リスニングだけでは点数が頭打ち:
TOEICで900点超えを目指して頑張っていたころ、たくさんの対策本をやりまくっていました。
公式問題集のリスニングはもちろん、関連参考書のCDをとにかく、たくさん聞いたのです。
日常英会話集、さらには洋画のDVDも買い込み、英語字幕+英語音声で聞きまくりました。
おかげでネイティブスピーカーの自然な発音やアクセント・リズムには大分慣れましたね。
聞き取れないところは、テキストを読み、もう一度聞く。
文法や意味を完全に理解した上で何度も聞く。
この一連のトレーニングでTOEICのリスニングスコアが大分伸びました。
でも、初めてのリスニング問題では聞き取れないところが結構ありますし、聞き取れていても自動的に意味に変換できないことも多かったです。
テキストの音読にも限界を感じる:
より確実に定着させるには、自分で発声するのが効果的だと聞いたので、実際にやってみました。
理解できてるテキストを見ながら、音読を繰り返しました。
受け身で聞くだけではなく、自分でしゃべり、それを自分の耳で聞く。
聞くだけの練習よりは大変です。
喉も乾きますから、休み休みやりました。
本を見ながらの音読とはいえ、脳に文章が深く刻まれる感覚がありました。
音読した文章を次に聞いたときは、より楽に聞き取れていたように思います。
1か月位集中的に音読を繰り返してTOEICを受けた結果、リスニングのスコアが495点満点中480点取れました。
今までの中で最高得点です。
でも実際の試験中は、所々聞き取れないところがありましたし、聞こえていても意味が上手くつながらず、問題の選択肢を推測や消去法で選んだ箇所もあるのです。
正直言うと、次に流れてくる会話を聞き取れなかったらどうしようと、心配しながらテストを受けていました。
余裕は全くありません。
ネイティブとは程遠い状態だと自覚させられました。
リピーティングに挑戦して思ったこと:
テキストを見ながらの音読は効果がありましたが、限界を感じ、次に挑戦したのがリピーティングです。
テキストは見ずに、英文を聞いた後に、マネして自分でしゃべる。
単純な作業に思えますが、これが結構難しいことに気づきました。
リピーティングを実現するには、次の条件を満たしている必要があります。
1)文法と語彙を理解している
2)文章の意味を理解している
3)正しい発音やアクセントを把握している
4)似たような文章を以前にも聞いたことがあるので短期記憶が容易
5)その文章を英会話で使いこなすことが出来る
もしもテスト中に聞き取れなかったら、そういう表現に慣れていない可能性が高いです。
よく聞き取れないから、当然、記憶するのも難しい。
聞き取れて何とか記憶出来ても、使いこなしてない表現はスムーズに口から出てきません。
何だかんだ言っても、やはりアウトプットの実践は重要なのです。
自分でアウトプット出来ない表現は、リスニングも安定しません。
リピーティング練習を通して分かったことは、自分で使いこなせる表現が少ないということです。
上手くリピーティング出来なければ、その表現を繰り返し発生練習する。
穴を見つけたら、それをつぶす。
そういう地道な作業を続けていくしかないと確信しました。
まとめ:
リピーティングは単純な作業で楽だと思っていたのですが、とんでもない誤解でした。
実際に自分でやってみないと分からないものですね。
英語を使って活躍している人は、こういう地道な訓練を無数に繰り返しているんだと思います。
英語学習に王道なし。
努力した分しか身に付かないことを痛感した次第です。
以上